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先輩の声

患者さんが元気になり
笑顔を見せてくれるまで
見守りたい

4年目石橋 美規救急外来

なぜ、看護師を目指そうと考えたのですか?

きっかけは2011年3月の東日本大震災でした。当時僕は、消防士として被災した現場に行き、避難誘導や被災者の救急搬送に携わっていました。消防士は病院に搬送するまでが役割で、治療には関与しません。そのため、ケガで苦しんでいる表情しか見られなかったんですね。それがなんだか悔しくて。どうせなら怪我が治り元気になる姿をそばで見たいと思い、医療現場で働きたいと思うようになりました。

看護師になり、望んでいた仕事はできていますか?

はい、できています。治療していくことで、患者さんが笑顔になってくれると本当にやりがいを感じますね。消防士も看護師も人を助ける仕事という共通点を持っていますが、消防士は現場に立てるのが40歳くらいまで。以降は指揮する側にまわります。看護師は定年までずっと現場で働けるので、現場好きな僕にとってぴったりな職場です。

救急外来では、どのような役割を担っていますか?

新人看護師のメンターとして、技術面の指導や社会面の指導をしています。僕自身も患者さんを担当していますが、新人看護師が患者さんと接するときはそばで見守りながら、必要に応じてアドバイスをしています。

救急外来の患者さんは心肺停止や大怪我など、重症状態で運ばれてくることが多々あります。傷ついているのは身体面だけでなく精神面も。緊急処置が必要な患者さんも多いので、臨機応変な対応をしつつ、患者さんの心に寄り添うよう気を付けています。