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看護局だより

2018/09/27

30年度 新人看護師《クリニカルパスと看護過程研修》

2018年09月12日26日
夏の期間は、遠方からの就職新人の帰省や夏休みの取得があるため、研修を減らしています。9月になり、後期研修のはじめとして看護局パス委員会主催の【クリニカルパスと看護過程】から始まりました。

「医療提供の標準化を担保するパス」は、どの科でも使用しています。そして、「個別性のある看護の提供」を目指している私たち看護師は、このパスから患者さんのいろいろな部分を看て、聴いて、触れて観察し、援助を提供していきます。
今回は、胃がんの術後1日目を題材に①治療・処置 ②看護ケア ③指導 ④観察の視点でアウトカムごとに「看護師は何をしていくか」を挙げていきました。

このようにたくさんの付箋が次から次へと出されていきました。
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後から、実際に使用している【胃がん手術】のクリニカルパスでどのような項目があがっているか、答え合わせです。

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赤丸のシールはパスになく自分たちで気が付けた看護援助、青丸がパスにある項目です。圧倒的に赤丸シールが多く・・・・ということは、パスになくても観察し、援助したほうがよいと考えられている個別的看護の部分です。

主催のパス委員会 年光康雄委員長からも「新人であっても、いろんなことに気づけている。パス以外のことはやらないということではなく、個別性のある看護とは、これらの付箋にあがったことを対象にあわせて実施していくこと」と関心の言葉をいただけました。