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看護局だより

2018/05/31

30年度新人看護職員研修《DESIGN-Rと治療の実際》2018年05月30日31日

当院には皮膚排泄ケア認定看護師/特定看護師である加瀬昌子師長がいます。
加瀬師長は、スキンケア院内認定看護師育成セミナー、褥瘡回診等 部署の直接指導で多用の中、スキンケア院内認定看護師とともに新人研修を5月と6月に行ってくれています。

研修前に調査をしましたら、入職後の褥瘡処置の経験は25人(29%)。DESIGN-R評価は、65%が行ったことがないとわかりました。スキンケアの意識が高いこともあり、とてもひどい状態にまでなってしまう「褥瘡」が最近は少なく、新人看護師も見る機会がないためと予測できます。

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『高齢者は自分の住み慣れた環境で愛する家族に囲まれた状態で、特に排泄の介護を受けることなく死にたいと思う』と文献に示されていた。それほど、排泄の介助・おむつの世話を受けることが個人の価値観や尊厳に触れ、人生観に影響があることと覚えていてかかわりをもってほしい」と研修冒頭に加瀬昌子師長は話されました。
 スキンケアは、予防・観察・早期発見・ケア、どれにも知識と技術力がなくては成立しません。
 「看護への思いと力」を軸にしている加瀬師長から講義を受け、原点に戻れた気がして、引き締まりました。
スキンケア院内認定看護師に丁寧に技術指導を受け、あっという間の2時間でした。