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看護局だより

2023/07/24

看護局 OJT指導者スキルアップ研修

 看護局では、7月22日(土)9時から17時まで、OJT指導者スキルアップ研修を行いました。 人材育成に関連する研修です。研修対象者は、各部署から1~2名の中堅看護師28名でした。
講師は永田 正樹氏 経営学博士です。立教大学経営学科研究科リーダーシップ開発コース兼任講師・ビジネスブレークスルー大学大学院助教・ダイヤモンド社 HR ソリューション事業室顧問も兼任されておられる方です。先生は、同じ千葉県内にお住まいになっていらっしゃいますが、旭には3時間以上かけてお越しいただいています。
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 研修受講者は、事前に部下への指導行動に関する自己診断チェックを受け、どのような指導タイプか可視化されています。振り返り重視型、目標設定重視型、成り行き型、バランス型等々 強みや弱みが把握できることで、自分を客観的に知る機会となりました。
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 学びは、直接経験が7割、他者からのアドバイスが2割、読書や研修が1割なのだそうです。経験が多いから成長する訳ではないそうです。経験を活かしてより良い成長にしていくために、経験を内省し教訓を引き出すこと、その教訓を新しい状況に適応させるサイクルをまわしていく必要があります。現場での実践、指導場面をリフレクションすることにより、自分の経験から学ぶ力を発展させ、しなやかさをもたせ、活用できるスキルにかえていくようになることがわかりました。

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 研修ではブロックを活用したり、チェックシートに基づいて自己の行動や思考の傾向を評価したり、とにかくグループメンバーと対話をし、コミュニケーションを図ることが多い研修でした。他者の「強み」の部分を共有することで自己に「代理体験」として落とし込むワークを繰り返すのが印象的でした。
 ついつい、相手のできていない部分に目がいきがちですが、『美点凝視』の目をもち、強みを発見し、活用するように働きかけ、相手の成長を期待するように心がけたいものです。心理的安全を高める親しみやすいリーダー的存在について、探求できる研修でした。


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