閉じる

看護局だより

2016/11/28

院内の「クリニカルパス大会」開催

 7月28日に第45回「クリニカルパス大会」を開催しました。テーマは「患者さんにやさしいクリニカルパス」、今年の日本クリニカルパス学会と同じテーマです。
パス活動の中で「患者さんにやさしい」にどう取り組んでいるかを、各職種から4人の演者の方に講演していただきました。

 まず産科病棟の助産師さん。「特定妊婦」ってわかりますか? 「特定妊婦」とは、「出産後の子どもの養育について出産前において支援を行うことが特に必要と認められる妊婦のこと」をいいます。産婦人科主任部長の解説の後、特定妊婦パス作成の経緯、使用の現状について説明がありました。個別性の高い患者をパスにすることで、問題と対策が「見える化」できたと思います。
 次は臨床栄養科の管理栄養士さん。パス審査に参加している中で、職種の専門性を発揮してPET検査食、胃潰瘍食などを作りました。また多職種協働のパス活動、患者用パスを体験したことからの展望についても話していただきました。
 3番目は薬剤師さん。複雑なプロトコールの化学療法パスを改訂して業務改善、合わせて医療者パス・患者用パスで副作用の早期発見・対応を目指すという、患者さんにも職員にも優しい活動でした。
 最後は臨床工学技士さん。透析センターでパスを使用する中で患者さんとの直接の関わりや指導・説明について解説していただきました。

 今回のパス大会は多職種協働の姿が見えてる充実した内容でした。