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教育&キャリアUP

認定看護師会 インタビュー

当院におけるチーム医療の魅力

  • 感染管理五十嵐患者さんに一番説得力のある
    説明をするための「餅は餅屋」

    感染管理はすべての病棟に関わることなので、院内での横断的な活動は毎日行っています。感染対策室の認定看護師、検査科、薬剤局、医師がチームとなって、現在は週1回、ICTを回っているところです。

    やはり「餅は餅屋」であり、それぞれの立場から意見を出してもらうことによって、信頼性が高まっていきますよね。そこでは「誰が言っていることか」というのは重要で、医学的な事は医師が、薬剤については薬剤師が発言するのが一番説得力があります。

    そうしていろいろな職種が一つになり、患者さんのために活動できることこそが、多職種連携を実践している中でのよさだと感じています。

  • 手術看護香取あらゆる職種の方の力が
    必要とされる手術看護

    チーム医療という観点で考えると、手術室はどんなケースでも医師と看護師、コメディカルすべての人が関わっている現場だといえます。手術室は単体では成り立ちません。

    各病棟の認定看護師を含め、この病院にいるすべての人たちの力が必要です。それぞれの専門分野を持ったみなさんとタックを組んで、チーム医療を実践しています。しかしまだまだ自分たちから発信していく余地はたくさんあると思いますので、これからも連携を深めていきたいと考えています。

  • 糖尿病看護宮原すべての職種に関わる看護師は、
    チーム医療の「コーディネーター役」

    チーム医療という観点から見ると、看護師はあらゆる職種に広く関わりを持っている立場だといえます。ですから私たちがチームの中で「コーディネーター役」として動いていくことができれば、チーム医療の活動もよりスムーズに展開していけるのではないかと感じています。

  • 透析看護髙尾チームで学んだ専門知識を
    自分の部署に還元していける

    当院が行っているチーム医療には、本当に様々な職種の方が参加しています。専門の職種の方が大勢いるので、普段、自分の部署内だけではなかなか聞けないような専門的な質問もすることができます。

    チーム医療の実践の中で得たことを、改めて自分の部署に還元できるというのも大きいですよね。そうした活動の流れを考えるうえでも、看護師がコーディネーターとして果たす役割の大きさを感じます。

  • 皮膚・
    排泄ケア椎名
    多職種のチームで協力し合うことが
    すでに当たり前になっている

    私たちは、すでに多職種で動くのが当たり前になっています。褥瘡回診や足のフットケア外来などをはじめとして、様々な職種の方々と、外来や病棟を通した連携ができていますね。

    例えば直腸がんでストーマ造設し、化学療法による手足の症状が出てしまった患者さんへ、ストーマ外来においてがん化学療法認定看護師に協力をあおぎ、経過を見てもらうといった対処ができています。自分の部署だけではなく、積極的にあらゆる人たちと関わりあうことでチーム医療が継続できているのだと思います。

  • がん化学
    療法看護金芳
    さまざまな視点からの問題提起が
    看護の質を向上させる

    私たちは抗がん剤を使うので被曝対策が重要な要素になりますが、とある研修会を開催したとき、参加してくれた別分野の認定看護師の方が、手術室で使っている抗癌剤や、曝露、被曝の重要性をよく理解してくれて、そのうえで薬剤局にも協力してもらったというケースがありました。

    自分の部署を超えて、多職種間でそうした問題提起をしてくれたことが業務の改善につながり、結果的に看護の質の向上につながった事例だと思います。

  • 特定看護師加瀬 病院外でも、患者さんが
    その人らしく生きられるサポートを

    当院では、厚生労働省の定める「特定行為に係る看護師の研修制度」を受けた看護師を「特定看護師」と呼んでいます。これは38の医療行為について、それぞれの研修を受ければ処置ができるようになるというもの。つまり、看護師が果たせる役割が少し広がるのです。

    国の制度の影響で在院日数が短縮している中、例えば褥瘡などが治りきらないうちに帰る患者さんも増えています。そんなとき特定行為ができる看護師がいれば、在宅でも処置をすることが可能ですよね。

    わざわざ通院してもらわなくても、たとえ医師が足りていなくても、患者さんに対して適切な対応をすることができる。在宅でその人がその人らしく生きられるよう、看護師が果たせる役割もあるのです。

  • 特定看護師向後医師の処置を待つことなく、
    リアルタイムで患者さんの役に立てる

    もともと認定看護師として働いていましたが、より患者さんたちの力になりたいと思い、特定看護師の研修を受けることにしました。特に呼吸器に関わる医療行為は、在宅の場でも必要とされることが増えています。

    私は看護師になって12年がたちますが、これまで4つの病院で働いてきました。当院はなかでも規模がかなり大きく、コメディカルの人数も非常に多いです。

    そうしたチームの中で自分の役割を広げることができれば、目の前の患者さんに対してできることも増えていきます。もちろん、その分の責任は大きくなりますが、患者さんのためですから。

私の看護観(最も大切にしている想い)

  • 精神科認定安藤「前」ではなく「隣で一緒に」、
    患者さんの人生に向き合っていく看護

    私たち看護師も、どんどん地域に目を向けるようになってきました。

    病院にきている人だけをみるのではなくて、病気になった人がまた退院して、地域で生活することを考えたときに、例えば緩和ケアの方と連携を組んだりすることもできます。その患者さんが本当に何を求めているか、私たちが隣で……その人の前に立つのではなく、横にいて一緒に考えられるような看護を目指すようになりました。この病院では、地域連携や多職種の介入が毎日交差しているので、自然とそうしたことを考えますね。

  • がん性
    疼痛看護石毛
    常に患者さんの人生に
    寄り添える存在でありたい

    私は患者さんに寄り添うということを、常に意識した看護を目指しています。

    そのためには、その人の今までの生き様などを知ることが必要なのかなと思います。緩和ケアに入って認定の資格を取り、いろいろながん患者さんを看るようになって、ようやくそれがわかるようになってきましたね。だからこれから看護師を目指す人にも、そうしたことを意識してほしいと思います。

  • 新生児
    集中ケア岡田
    「看護にできないことはない」と
    自分自身に常に問いかける

    私の部署は言葉を持たない子どもたちが対象ですので、その子たちの寝ている表情とか、泣いているひとつ表情などわずかな情報からメッセージを読み取る能力が求められます。それを現場で実践するうえで、ときには難しいこともありますが、私は一番のポリシーとして、「看護にできないことはない」と常に自分に言い聞かせています。

    看護師も病院という組織の中の一員ではありますが、私たちのちょっとした努力や工夫次第で看護の質を上げていけるはずだと思い、常に「本当にそれでいいのだろうか」という問いを忘れないようにしています。

  • 小児
    救急看護大島
    子どもたちを通して感じる、
    地域や社会の課題と向き合う

    小児ケアの部署で子どもたちを見ていると、地域や社会から見えるものがたくさんあります。

    子どもたちをケアしていく中で、家族や家族が生活していく環境、地域、社会情勢など、そういった背景もつかんで、私たちにできることは何かを考えていきたいと思っています。何よりも、子どもたちがこの地域で健全に育ってくれるということを、一番大切にしていきたいと思っていますので、一人ひとりの子どもと向き合いながら、地域へと返していけたらいいですね。

新人、若手に向けて一言メッセージ

  • 救急看護鈴木多様なケースへの対応から、
    「看護とは何か」を見つけられる

    救急現場で働くことを目標とする学生も多いと聞きます。当院の救急は一次から三次まで対応しているのが大きな特長のひとつであり、歩いてこられる人から、ドクターヘリや救急車で運ばれてくる、話のできないような重症患者までを受け入れています。

    看護者としては、小児~成人まであらゆる年齢層の患者さん、そしてその家族の方々と触れる機会があるので、大変ではありますが、どんなことでも勉強のし甲斐があります。多様な人と接していくなかで、自分にとっての看護は何かを見つけられるのではないでしょうか。

  • 精神科認定有馬難しさや忙しさは、
    いずれ自分自身の糧になる

    メンタルヘルスは、身体の健康と切っても切り離せない大切なものです。ただとても難しい領域で、新人のうちは大変な忙しさもあると思います。

    しかし最近では、「リエゾン」という新しい役割の看護師がかけ橋となり、円滑な看護ができるようになってきました。忙しい状態は大変な時期もありますが、いずれ必ず、自分自身の糧になってくれるものだと思います。

  • 手術看護廣井患者さんが「病院にいないとき」を
    イメージして看護をする

    手術室は、看護師を目指す学生さんから見ると縁遠い世界かもしれません。でも私は入院から手術まで、一連の看護を手掛けるなかで、この患者さんは家に帰ったらどんな生活をするのか、地域でどんなことをしているのか……など、患者さんが「病院にいないときの生活」を考えるようになりました。

    イメージしづらくて難しいかもしれませんが、看護師として、手術室の仕事はとてもやりがいがあると思っています。

  • 集中ケア向後個人の意志次第で、
    看護能力を高めていける環境

    集中治療室は、どうしても性質上「怖い場所」というイメージがあるようです。実際に私も、ICUで声の出ない、意識のない患者さんとどう向き合えばいいのか悩み、認定看護師の資格を取ることにした一人です。認定看護師になってから、学んださまざまな理論を使って、患者さんのことを判断できるようになりました。

    当院は認定看護師資格を取るうえでの病院からのサポートも手厚く、一人ひとりの意志次第で、自分の看護能力を高めていける環境ですね。